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久保田 久雄(くぼた ひさお、1909年7月7日 - 没年不詳)は、日本の俳優である〔キネマ旬報社, p.199.〕〔揚幕社, p.26-27.〕〔報知, p.243.〕〔映画世界社, p.92.〕〔''久保田久雄''、''jlogos.com'', エア、2013年3月21日閲覧。〕〔''久保田久雄''、日本映画データベース、2013年3月21日閲覧。〕〔''久保田久雄''、日本映画情報システム、文化庁、2013年3月21日閲覧。〕〔''久保田久雄''、東京国立近代美術館フィルムセンター、2013年3月21日閲覧。〕。本名久保田 久夫〔〔〔。新劇・新派の子役から松竹蒲田撮影所の子役に転身、「松竹キネマの名子役」に数えられた〔〔〔〔〔。 == 人物・来歴 == 1909年(明治42年)7月7日、東京府東京市浅草区田島町(現在の東京都台東区西浅草2丁目)に生まれる、とされている〔〔〔〔。1923年(大正12年)に発行された『現代俳優名鑑』(揚幕社)には、東京市本所区(現在の墨田区本所)とあり、同書の発行された当時の住所が「浅草区田島町89番地」であると記述されている〔。父は旅回りの喜劇役者の栗原時太郎である〔〔〔。 浅草区松葉尋常小学校(現在の台東区立松葉小学校)在学中の数え年9歳(満8歳)のころ、井上正夫の一座に参加し、佐藤紅緑がウィリアム・シェイクスピアの『ハムレット』から翻案した『新ハムレット』の本郷座公演に出演して「若様」を演じ、初舞台を踏む〔〔〔〔〔。その後、喜多村緑郎の一座で子役を務めていた〔〔。 1921年(大正10年)、松竹蒲田撮影所に入社、映画俳優に転向する〔〔〔〔〔〔。同年5月8日に公開された『夕刊売』(監督野村芳亭)で映画界にデビューした〔〔〔。島津保次郎の監督作品に多く出演し、高尾光子と並ぶ「名子役」と評され、『クオーレ』に想を得た『少年書記』(1923年)では、小川國松と組んで共演、ともに少年スターとなった〔〔キネマ旬報社, p.121.〕。同年9月1日の関東大震災により、同撮影所の機能は京都の松竹下加茂撮影所に移転、久保田も異動した〔〔。同年発行の『現代俳優名鑑』によれば、当時、久保田は、前述の通り「浅草区田島町89番地」に父母と女中と住み、兄弟はなく、ジョン・バリモア(1882年 - 1942年)を崇拝しているという〔。まだ成長期にあった当時の身長は4尺5寸5分(約134.8センチメートル)、体重9貫800匁(約36.8キログラム)、当時の久保田にとっての代表作は、『生さぬ仲』(監督池田義臣、1921年)における「茂」役、および『子は鎹』(監督鈴木謙作、1922年)における「太郎」役であるという〔。 1925年(大正14年)に発行された『世界のキネマスター』(報知新聞社)によれば、同年当時、旧制・麻布中学校(現在の麻布高等学校)の2年次に在学中であったという〔。満18歳となった1927年(昭和2年)8月12日に公開された『むさゝびの三吉』(監督重宗務)に主演したのを最後に、同社を退社した〔〔。翌1928年(昭和3年)、映画監督の細山喜代松が名古屋市道徳に立ち上げた第一映画聯盟に参加、『地獄極楽』および『出船の日』に出演した〔。同社についての詳しい記録は少ないが、同じく同社に参加した榎本健一の回想によれば、江川宇礼雄もともにいたという〔榎本, p.74.〕。同社の解散後は、東京シネマ商会が製作した『あゝ玉杯に花うけて』(監督小沢得二)に出演、同作は1929年(昭和4年)4月10日に公開された〔〔〔〔。1931年(昭和6年)からは、スタッフに転向、不二映画社の長篇劇映画や、日本電報通信社(電通)の短篇ドキュメンタリー映画に携わった〔〔〔。 第二次世界大戦後は、貸しスタジオに勤務したとされるが、『日本映画俳優全集・男優編』(キネマ旬報社)の記述によれば、時期は不明であるが、同書の発行された1979年(昭和54年)以前の時点で、すでに自殺したと伝えられている〔〔。没年不詳。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「久保田久雄 (俳優)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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